言い訳にならない
三郷のひき逃げ事件、少し長引くかもと思っていましたが、逃走者がかなり早く出頭してきました。
[埼玉]県警によると[容疑者は]「ぶつかったことに間違いはないが、相手が大丈夫と言ったのでその場から離れただけだ」と容疑を一部否認している。
[「埼玉・三郷の小学生ひき逃げ 逮捕の中国籍男が容疑を一部否認 4人重軽傷」 << 「産経ニュース」]
容疑者の言い分は明らかに嘘です。さんざん報道されているように、容疑者は「移動するね」と言ってその場を離れています。また、仮に「相手が大丈夫と言ったのでその場から離れただけだ」というのが事実だとすれば、事件後すぐに近場で車を乗り捨てて4日間も行方をくらませていたのはなぜっていう話ですよ。報道を目にして遅くとも翌日には出頭していたはずです。
さらに、仮に「相手が大丈夫と言った」のが事実だとしても、だからといって何もしないでその場を離れたことの言い訳にはなりません。運転免許を持っているなら、事故報告義務やら救護義務やらを知らなかったでは済まされません。こういうとき普通は、相手がたとえ軽傷でもけがをしていたらちゃんと救急車を呼ぶところまでやらないと、あとで自分がひき逃げしたことにされてしまう、という意識が立つものです。
さて、容疑者が女性に付き添われて出頭したということから考えると、アルコールやクスリが抜けてから出てきたのではなくて、ただバックレていたのを説得されて出てきたのでしょうかね。