虚偽通報で痴漢冤罪未遂
事案自体がひどい上に、記事の書き方が記者の悪意を感じさせるほどにひどすぎます。
- 「自閉症の息子、痴漢扱いで通報されショック ヘルプマークあったのに 発達障害の特性、誤認されるケースも」〔中国新聞デジタル〕 << 「Yahoo!ニュース」
これ、ちゃんと読んでみれば分かりますが、自閉症云々はこの件の問題の本質と全然関係がありません。これは単純に痴漢冤罪未遂事件です。にもかかわらず、見出しの付け方といい本文の書き方といい、意図的か否か分かりませんが、頭の悪い読者を簡単に誤解させる記事になっています。
母親によると、トラブルはある朝、路線バスの車内で起きた。長男(21)が2人がけ座席の窓側に座っていたところ、通路側に座った中年女性が「太ももが触れるので詰めて」と話しかけてきた。だが、長男は景色を見るのに夢中。座る位置を変えずにいたところ、中年女性は「痴漢に遭った」と警察に通報した。
[「Yahoo!ニュース」]
事実を抽出すればこれだけです。自閉症がどうこうというのは関係ありません。バスの2人がけ座席の窓側に男性が座っていて、あとから通路側に座った女性がスペースに余裕がないので「詰めて」と言ったところ、男性が応じてくれないので、男性に痴漢されたと警察に通報した、という出来事です。
ええ、ふざけた話です。普通に解釈すればこれって虚偽通報ですよ。詰めてと言ったのに詰めてくれなかったから、ムカついて痴漢扱いで通報してやった、という話ですから。
常識的な人間なら誰でも分かることですが、「詰めて」と言われて詰めないというのは、痴漢行為に該当しません。また、女性は「太ももが触れるので詰めて」と言っていて、そもそも太ももがまだ触れていない状態だったと思われ、仮に触れていたとしてもそれはあとから座ってきた女性のほうが触れてきたと考えるのが妥当です。男性はただ窓際の席に座って窓の外を眺めていただけです。
警察はバス内の録画から、長男は外を見ていて痴漢行為は確認されなかったとしたが、全身や顔の写真を撮られた。
[同]
バスの車内が録画されていたから男性の疑いははっきり晴れたものの、これが監視カメラのない電車の中だったらどうなったでしょうか。想像するだけでも恐ろしくなります。
クソババア、虚偽告訴で逆に告訴されればよかったのに。