韓国の非常事態で明らかになった日本の報道機関の駄目っぷり
昨夜から今朝にかけて韓国の尹大統領が、非常戒厳を宣布し解除するというゴタゴタがありました。混乱は今も続いています。
このたび特に問題視されるべきは、日本の報道機関の駄目っぷりだと思います。事態が発生してからかなり長い間、ネットで少しだけちょろっと流す媒体があっただけで、大方の媒体は一言も触れませんでした。なによりびっくりしたのが、こういうときに真っ先に速報するはずのNHKさえもが何もしなかったということです。
尹大統領が非常戒厳を宣言したのは昨夜22時25分ごろでしたが、それから1時間半以上は隣国の事態の様子を知るためにBBCなどを頼らなければならないという、おかしなことになっていました。日本の主要な報道機関はようやく日付が変わってから「速報」と打ち始めましたが、何が今さら「速報」だよという感じでしたね。あれですか、例によって記者クラブの擦り合わせとかをしていたわけですかね、1時間半以上もの間。
この調子だと、万が一台湾有事ということにでもなったら、日本の新聞やテレビが報じ始めるまで半日ぐらいかかりそうですね。いや、もっとかな。