野党根性ここに極まれりといった感がある。

平気でこういうものを作って提示できてしまうような根性が、まさに市民から嫌われるのだ。こんな調子ではとうてい勝ち目はないだろう。

野党支持者の中には「え、これの何が悪いの?」とキョトンとしてしまうような頭の悪い人が多いだろうから、いつも言っていることを繰り返しておくが、こういうのは立場を入れ替えて考えてみれば問題点がはっきりするのである。

と、ここまで言ってもまだ分からない馬鹿もいるだろうから、もう少し解説する。上掲の画は、「自民・公明+補完勢力」を支持する者は「市民」ではない、と言っているに等しい。正当な選挙によって過半数の議席を占めている勢力について、その勢力の支持者のことを、市民ではないと言っているわけである。野党連合が選挙で勝つためには、与党への票を切り崩して自分たちの側に取り込まなければならないのに、その対象となる有権者たちに対して、お前らは市民ではない、と言っているわけだ。

そんなことを言われれば、「へえ、そうかい、俺は“非市民”ってことかい。上等じゃねえか」という感情を抱くのが、普通の市民感覚ではないだろうか。

自分たちの支持者のみが「市民」であるという発想の野党勢は、議会民主制の根本を理解していないと言わざるを得ない。自民党などはろくでもない政党だが、少なくともこういう根本は理解している。

今回の選挙も野党勢の惨敗は確実だ。“与党勢の圧勝”ではなく“野党勢の惨敗”である。困ったものだ。