こういう記事には気をつけなければならないという実例です。

見出しだけを見ると、あたかも、同性カップルであるがゆえに損失をこうむった話、同性婚が認められないがゆえに起きた悲劇、であるかのような印象を受けます。そして実際に記事を読み進めてみても、そうであるかのような印象を与える書きかたをしています。

ところが、きちんと事実関係だけを読み取ってゆくと分かりますが、この記事で題材にされている土地の問題は、同性カップル云々という事情とは全く関係がありません。もし同性婚が認められていても、あるいは異性カップルまたは夫婦の場合であっても、恐らく同じ話になるということが分かるはずです。なお、私はあくまでも、この記事そのものの容態、はやりの同性婚の話題を変にネタにしているこの記事そのものの容態に駄目出しをしているのであって、記事に出てくる個々人についてあれこれ言うつもりはありません。

いくら〈虹の旗〉を振り回してみたところで、無理筋は無理筋です。似非リベラルの暴走には警戒が必要です。