つまり一言でいえば〈意識高い系〉というやつですよね。

Twitterをクビになった面々は、Twitter上でいくつかのハッシュタグで容易にあぶり出せるのですが、ちょいと眺めているだけでも、ああ、なるほど、こんな奴らならクビになって当然だろうな、という感想を持ちます。ええ、まさに上記ツイートのような感じですから。特に日本法人のほうはね。

別に〈意識高い系〉だからクビになって当然というわけではありません。個人的な主義や嗜好は自由ですよ。ただ、少なくともTwitterをクビになった人々に関していえば、次のような傾向があるのではないでしょうか:

  • 経歴などからみて、なぜTwitterのような世界的大企業に就職できたのか分からない。
  • 本来会社に必要な技術者、営業、総務経理といったものではなく、宴会屋ばかりで金食い虫でしかなかった。
  • そのくせTwitterのような世界的大企業の社員であるため、まるで業務と釣り合わない高給を得ていた。
  • 収益性を上げることを目的とせず、自分たち〈意識高い系〉の価値観や主義主張に基づいて作為的なコンテンツ・キュレーションを行っていた。
  • 解雇されてから出てくる言葉が「とても楽しい職場でした」「素敵な仲間たちに囲まれて幸せでした」みたいなものばかりで、Twitterというツールやそのユーザたちへの思いがひとかけらも感じられない。

長年にわたって収益が伸びていないのに社員数ばかり増えていって赤字が膨れ上がるばかりという状態のTwitterにおいて、イーロン・マスク氏がこんな人たちをバッサリやるのはむしろ当然でしょう。何せ元CEOのジャック・ドーシー氏が、こんな会社にしちゃってごめんと謝っているくらいなので。

まあ、ユーザの一人としましては、とにかくトレンドやタイムラインに余計なものをねじ込まれない快適なTwitterに戻ってくれるなら、このたびの措置は大歓迎です。