嘲笑されまくっている新聞記事があります。

ひと通り目を通せば分かるように、いわゆる感動ポルノというやつですね、典型的な。車椅子生活の60歳の身体障害者が米軍辺野古基地の建設に抗議するため決死の覚悟で船に乗ったという、読者が感動の涙を滝のように流さずにはいられない、まるで「24時間テレビ」みたいな傑作です。しかも、全然関係ない事柄を論理性もへったくれもなく結びつけて書き散らかしているだけであり、高校の国語でこんな小論文を書いたら良くてもせいぜい40点といったところのものを、新聞記事として配信する勇気というか無恥ぶりは賞賛に価します。

逆にもし、辺野古基地建設推進の集会などに車椅子生活の60歳の身体障害者が参加したら、どういう記事を書くつもりなのでしょうか。あるいは(これは現実にそれに似たことが起きている話ですが)車椅子生活の60歳の身体障害者が私財を売り払ってどこぞのカルト教団から3千万円の壺を買ったら、どういう記事を書くつもりなのでしょうか。

この記事には、ほかならぬ身体障害者からすでにツッコミが入っています。