パトカーがいるとみんなビビって追い越せなくて、左車線を走るパトカーの後ろにみんなおとなしく付いてゆき、右車線がガラガラになるという状況に、たまに出くわして笑いそうになります。けれども、交通法規の範疇であればパトカーを追い越しても何の問題もないので、私は躊躇なく追い越しますね。例えば、速度規制標識のない(つまり法定速度の時速60キロが規制値)の片側2車線の一般道で、パトカーが時速40〜50キロで左車線をトロトロ走っていれば、普通に右車線から60キロ程度で追い抜きますよ。特に深夜の所轄パトカーは巡回のためゆっくりめに街を流していて、制限速度よりかなり遅めになるので、わざわざそれに追随する意味はありません。

それよりも本当に困ったのは、片側1車線ではみ出し禁止標識があり中央線が黄色実線の道で、前を自転車が走っていて後ろにパトカーがいたときです。自転車(道路交通法上の軽車両)を追い越すために中央線をはみ出すと、厳密には違反になります(はみ出さなければOK)。仕方なくしばらく自転車の後ろに付いてゆくしかありませんでした。もちろん、自転車を追い越すために黄色線をはみ出した程度のことで、取り締まられて違反切符を切られるまではならないでしょうが、ケーサツ屋さんもあまりに暇なときはくだらないことでわざわざ呼び止めて職務質問をかけてきたりして面倒なので──。