現在、日本では新型コロナウイルス感染者が1日に2万人ほど新規確認され続けています。昨日は埼玉県内だけで663人で、しかも統計の都合上少なくなる傾向の土曜日のことです。

そんな状況で、訪日外国人の中に1人やそこらいたから、何だというのでしょうか。

いたずらに鎖国根性に火をつけるような記事にはうんざりなのですけれども、でもまあ、上記記事には後半に少しまともなことが書いてあります。要点としては、

  • 当該外国人は、入国してから感染した可能性もある。
  • やたらに入国を規制するより、国外の新規変異株の動向に注意して対策を変えるべき。

ワクチン3回目接種の進捗とともに第6波が徐々に収束に向かっているのは、現実を見れば明らかなことです。第7波への備えとしては、鎖国根性をこじらせるのではなく、手洗い励行、三密回避、回避できない場合はマスク、という基本の徹底と、変異株への適切な対応ということになるでしょう。