「有閑倶楽部」という少女漫画がありまして、ずいぶん昔、妹が持っているのを借りて読んだことがあります。その中に、確か娘が身代金誘拐に遭ったか何かの事情だったと思いますが、大富豪マダムが執事を呼びつけて、銀行から億だか十億だかの大金(彼女にとってははした金)を今すぐ下ろしてこいと命ずる場面がありましてね。執事は休日だから無理だと言うのですが(休日ではなくて深夜だからだったかもしれませんが記憶が曖昧です)、それに対してマダムは、今すぐ頭取に話をつけなさい、言うことを聞かないなら私の預金を全額引き出すと言いなさい、と言い付けるのです。

まさか現実にそれをやる人がいるとは思いませんでした。

映像に写っているロゴからすると上海銀行という銀行のようですが、まあ、数億円の引き出し程度で傾くことはないでしょう。

ところで「有閑倶楽部」ですが、少女漫画とはいってもギャグ漫画のたぐいで男でも十分楽しめますから、ぜひどうぞ。この時代、ネットでも読めますので。