新型コロナウイルス対策について野党どもや似非リベラルどもは政府に難癖をつけるだけで何もしない、むしろ邪魔ばかりしている、というのはいつも私が言っている通りですが、まさにその典型例というべきものが見られました。

1回目は7割、2回目完了は6割――。首相官邸のサイトはワクチン接種の実績を高らかにうたう。だが裏返せば3割が未接種。しかも地域格差がかなりあると聞く
「(天声人語)地方から見えた」(3日) << 「朝日新聞デジタル」]

日本でのワクチン接種率は、今年初めにあんなに遠く見えたアメリカの背中を今は超え、ヨーロッパ主要国に追いつこうとしています。一時はワクチンで新型コロナを抑えたと浮かれてマスクを外したアメリカでデルタ株が猛威を振るう一方、日本はすでにデルタ株による第5波を収束させています。ところが、似非リベラルはそれを言わず、日本政府の対策は駄目だ駄目だと喚くばかりです。

「しかも地域格差がかなりあると聞く」─? 当たり前でしょう。そもそも感染者の割合に地域差があるのですから、感染がひどい地域から先にワクチンを投入してゆくのは何らおかしいことではありません。

日本の新型コロナ対策が満点の大成功だとは私も思いません。しかしながら、いかんせん未曾有の事態で何かとゴタゴタが多く、スムーズに進まなかったものの、それでも現在の状況を見れば十分及第点、60〜70点は付けていいと思います。ワクチン接種進捗に関してのみいえば余裕で100点です。もちろん、地方や現場のすさまじいまでの努力のおかげでもあります。それを、落第点のようにけなす人たちは、一体どんなすばらしい新型コロナ対策を打ち立てることができるというのでしょうか。

いやはや、このコロナ禍に見舞われたのがあの悪夢の民主党政権時代でなくて、本当によかったとつくづく思います。