「飯能」──これ、地名です。「はんのう」と読みます。埼玉南西部にある面積のかなり広い市で、東京から見ると所沢や狭山の向こう、そしてそこを越えたら秩父の山々が連なるといった感じの位置になります。

だいたい飯能という地名を聞いて胸が高鳴る人といえば──

  • ムーミンが好き。
  • 峠道を攻めるのが好き。
  • キャンプやバーベキューが好き。

──のいずれかではないかと思いますが、今回問題となるのは3番目の人たちです。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため会食は控えるようにとさんざん喧伝されている昨今、大勢でバーベキューをするなんてことは普通なら控えるものですが、普通ではない〈猿ども〉も少なくありません。地方紙で新型コロナ関連の記事を見ていても「またBBQ」という文字が見出しに踊ったりするありさまです。家族4人ぐらいでキャンプ場に行き、他のキャンプから十分距離をとって、家族だけでバーベキューをするなら悪くないですが、やはり大勢で集まって酒も入りどんちゃん騒ぎのバーベキューをして感染クラスターになる〈猿ども〉が後を絶たないのです。

こうしたバーベキューの〈猿ども〉が集まる場所の一つが、飯能です。具体的には、入間川の河原ですね。先にも言ったように、普通のというかまともな人ならそういうことは控える昨今、あえて大勢でキャンプやらバーベキューやらという3密イベントを繰り広げる連中なんてのは、やはりそれなりの〈猿ども〉でしかありません。

いかんせん〈猿ども〉ですからね。前から言っているように、新型コロナの感染拡大について政府や五輪がどうのこうのと難癖をつけるのはまるで的が外れています。感染を広めているのは〈猿ども〉ですから。

前にも書きましたが、馬鹿が多いので一応繰り返しておきます。私は感染者を〈猿ども〉と呼んでいるのではありません。感染を拡大する行動をとる奴ら、感染を抑制する行動をとらない奴らを〈猿ども〉と呼んでいるだけです。

さて、こうした〈猿ども〉の振る舞いに、ついに飯能市がブチキレました。

現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、旅行、外出等自粛要請が出されているところですが、飯能河原及びその上流・下流域において、遠方からの来訪者が依然として多く見受けられる状況であり、7月の4連休中、飯能河原において、感染防止対策の徹底を呼び掛けたにもかかわらず、利用者の殆どがマスクを着用せず、飲酒も多く見受けられました。

今後、お盆休み期間に突入し、更なる利用者の来訪が予測されることに伴い、感染リスクの高い状況のまま利用を継続させることについて、感染拡大及び地域住民の不安が増幅していくことが懸念されることから、埼玉県飯能県土整備事務所と連携し、以下のとおり飯能河原等の閉鎖を行います。

飯能市の反応は全く正しいものでしょう。