一応はIT業界といわれる分野の末端にいる者なので、噂に聞くあれこれが──

私が一番ウケたのはやはり「伝言ゲーム」ですかね。実際この界隈では、

現場の技術者(たいていは下請け、外注、アルバイト、嘱託、期間契約スタッフなど) ←→ 実務担当者(ヒラか主任で、技術的な知識は少しある) ←→ 決裁権者(係長か課長クラスで、技術的な知識はほぼない) ←→ 取引先企業の決裁権者 ‥‥

という伝言ゲームがよく行われ、ちっとも話が進まないことがあります。もちろん日常業務についてのやりとりは実務者レベルで行いますが、より高度の判断が求められるときに話を上に持ってゆくと訳が分からなくなります。