北海道新聞記者による旭川医大侵入の一件、当初の想像よりもかなり悪質だったようですね。

現役の新聞記者や元記者などから、取材活動をしているだけの記者を逮捕までするとはやりすぎだという意見も出ていたのですが──

  • 事前に立ち入り禁止が告知されていた区域に侵入。
  • 会議室の扉の隙間から盗聴。
  • 誰何に答えず逃亡を図る。

──といった合わせ技では、その場で民間逮捕されて当然です。当該記者は22歳とのことで、四大卒とすれば新卒、今年の4月に入社したばかりの新人であり、自分の判断で勝手にこんな〈取材活動〉をするとは考えにくいですから、会社としての姿勢が問われるところです。

この件は〈取材活動中の新聞記者が身柄を拘束された〉のではなく、〈不法侵入の不審者を捕まえてみたら新聞記者だった〉というのが事実であり、そこを踏み違えてはいけません。