似非リベラルの特徴の一つは、自分たちに都合のいい独善的な正義の屁理屈をこねる点ですね。似非保守にも見られますが似非リベラルのほうが圧倒的に多く、しかも大概は知的な顔をしてもっともらしく言ってくるのです。

沖縄独自の論点として、米軍批判をどう考えるかも分析した。「米軍は出て行け」は、「米国人だから排斥する」という趣旨の発言ではないと解説。「ヤンキーゴーホーム」は、米国籍や米国ルーツの人々に向けた場合はヘイトスピーチである一方、基地反対の定型句として使われる場合は該当しないと述べた。

あいつらのヘイトスピーチは悪いヘイトスピーチ、わたしたちのヘイトスピーチは良いヘイトスピーチ、ということですか。なるほどねぇ。

この屁理屈に従って言うなら、例えば韓国の政府関係者等に向けて「チョンの嘘つき」「チョンは約束を守れ」「チョンは日本に来るな」と叫ぶのは、日本に対して国際法違反行為を重ねていることへ抗議の定型句として使われる場合は、ヘイトスピーチに該当しない、ということになるのでしょうか。あるいは、もし中共の政府関係者等に向けて「チャンコロ」と叫んでも、甚だしい人権侵害を続けるファシスト政権に対する抗議の定型句として使われる場合は、ヘイトスピーチに該当しない、ということになるのでしょうか。

そういえば、わが真宗大谷派にも、大日本帝国の戦争は悪い戦争だが浄土真宗の戦争は良い戦争だと抜かすアレな連中がいたりするわけですけれども、そういうのなんかは自分たちの似非リベラルの独善的な正義を正当化するために仏教・浄土真宗を利用(悪用?)している典型例といえるでしょうね。