かつての民主党政権の「政治主導」とやらは、事業仕分けという官僚吊し上げパフォーマンスをしたり、事前に外務官僚が用意した資料を鳩山首相が全く見もしないままアメリカのオバマ大統領との会談に臨んだり、地方からの陳情先を省庁から党本部に変えたりとか、もう何というかやることなすことガキなのでどうしようもありませんでした。菅内閣はその点、官僚をしっかりコントロールして使うという方向に作用するのではないかと思われます。

ただ、官邸にやや力が集まりすぎの嫌いがなきにしもあらずといったところ、さじ加減は注視してゆく必要がありそうです。安倍氏はあれはあれで程々ということを知っていた人ですからね。