アメリカのトランプ大統領も、ようやく自国の状況のやばさが分かってきたようです。

そりゃあ、あんた、早くからあちこちからの入国を制限したりしたにもかかわらず、あっという間に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による死者数があんなに跳ね上がってしまえば、アメリカは大丈夫だなどと寝言は言っていられません。しかも、医療費がべらぼうに高い(初診料が300〜500ドル)のに加え、国民の1割が医療保険に未加入で、保険に入っていても窓口負担額が日本での自由診療なみという国柄ですから、連邦政府がドカンと手を打たないととんでもないことになります。

ところで、医療といえば昨今の日本国内の病院について「昨日病院に行ってみたけどすいていた。医療崩壊が起きるなどと言っているのは嘘だ」的な、ある意味で想像通りの言説も見聞きするのです。あのですね、病院がすいているのは、政府・厚労省の呼びかけに国民がきちんと応じ、ちょっと熱が出たくらいでみだりに病院に行ったりするのを控えているからだ、というのは中学生でも2秒で分かることのはずですが、どうもあの方面の陰謀論漬け脳は手の付けようがありません。

さて、まともな脳の持ち主は今日もきちんと手洗い励行で。