車のセルフ給油をしたことのある人なら分かると思いますが、給油が終わったあとに機械の音声ガイダンスが「給油キャップの閉め忘れにご注意ください」と言うのです。そんな、キャップを閉め忘れるなんてことがあるわけがないだろう、と思いませんか。思いますよね。ええ、私もそう思っていたのです。

ところが、身近にいたのですよ、給油キャップを閉め忘れる奴が。信じられませんよねぇ。ガソリンを入れたあとにキャップを閉め忘れるなんて。

彼は昨日の朝、車に乗ろうとして、給油口のカバーがきちんと閉まっていないことに気づいたのだとか。そしてまさかと思って中を見たら、何と、給油キャップがなかったのです。

古い車だから部品が劣化していて、走行中に外れてしまったのかと思い、真っ青になったそうですよ。こういう場合はとりあえずディーラーに連絡して、キャップを取り寄せてもらうにしても、何日かかるのだろうか、それまでろくに走れないということではないか、と。

しかし、そこで冷静になってよく考えてみたわけです。実は一昨日の夜、自宅へ帰る途中、近所の給油所に寄ってガソリンを入れていたらしいのです。

──あ、あそこだ。絶対あそこで閉め忘れたんだ。給油キャップを置き忘れたんだ。

かくして、その給油所でキャップを見つけることができましたとさ。

そいつはネットで小山芳立とか名乗っているらしいですよ。

一応、水抜き剤を入れておいたほうがいいのでしょうかね。