嘘つきで約束を守らない国として世界におなじみの韓国政府が言う「正しい歴史認識」とやらは、嘘八百でちっとも正しい歴史認識ではないのですが、日本人でも中学や高校で歴史の授業をちゃんと聴いていなかった人などは簡単にだまされるようなので、ほんのちょっとだけ復習しておきます。

韓国ではよく〈日本との戦いに勝って植民地支配を脱した〉というような言い方をしますよね。それ、です。朝鮮は日本が併合して統治していましたが、1945年、日本の降伏に伴い、ポツダム宣言に基づいて連合国の占領に移ります。その後、アメリカとソ連による分割統治を経て、 '48年に北緯38度線以南に大韓民国が成立します。朝鮮が日本と戦って独立を勝ち取ったわけではありません。そもそも、日本が朝鮮を統治したというのも、武力に物を言わせて侵略したわけではなく、国際法上の手続きを経て行われたものでした。日韓併合が不法だと言いだしたら、日本国憲法の成立だって不法ということになります。

実際に日本と韓国(朝鮮)が戦争をしたという話をするなら、豊臣秀吉の文禄・慶長の役までさかのぼることになります。その前は7世紀の新羅征討(白村江の戦いが行われた)ですね。とにかく少なくとも過去400年以上、日本は韓国と戦争をしたことがないのです。嘘つきで約束を守らない国として世界におなじみの韓国の言うことを真に受けないよう、気をつけましょう。

朝鮮が日本に統治されていた時代、李承晩らが結成した韓国臨時政府という組織が上海にあった(のち重慶に移転)のですが、臨時政府とは全く名ばかりで、いわゆる亡命政府とは違い、どこの国からも承認されていませんでした。たとえていうなら、SEALDs残党の数十人が北京辺りで〈日本人民共和国臨時政府〉を名乗るようなものでしょう。ちなみに、韓国臨時政府が活動資金作りというか遊興費稼ぎのために強盗やポルノ写真販売をしていたという話は、かなり有名です。このふざけた組織が、終戦後に朝鮮へ戻ってきて自分たちが正当な政府だと言い立て、われわれは連合国の一員だ戦勝国だと言い張り始め(といっても連合国からは過去も現在も全く認められていません)、以来現在に至るまで韓国はずっとアレな国であるわけです。

さて、ここのところ〈お笑い韓国劇場〉のネタが豊富にありすぎて、どれに手を付ければいいのか迷うほどですが、私がピックアップしたいのはこれです:

韓国最高裁が日本企業に元徴用工への賠償を命じた判決を巡り、米国政府が日本政府に「元徴用工への損害賠償を含む請求権問題は、1965年の日韓請求権協定で解決済み」とする日本の法的立場を支持する意向を伝えている。日本政府関係者が明らかにした。

最初にこの記事を見た時は、報じていた媒体が「毎日」のほかになかったため、スクープなのか飛ばしなのか私には判断がつきませんでした。

しかし、すぐに韓国側が反応してくれました:

韓国青瓦台(大統領府)は12日、韓国大法院(最高裁)による強制徴用被害者への賠償判決が1965年の韓日請求権協定に反しているという日本の主張を米国が支持したとする日本メディアの報道は、事実と異なることが確認されたと明らかにした。

ええ、そうです、これで私は確信しました。韓国政府がきっぱりと「事実ではない」と明言しているのだから、きっと事実なのだろう、と。

そして続報──

韓国最高裁が日本企業に元徴用工らへの賠償を命じた判決をめぐり、米国が「徴用工を含む請求権問題は1965年の日韓請求権協定で解決済み」とする日本の立場に理解を示していたことが分かった。複数の日本政府関係者が14日、明らかにした。
韓国最高裁が日本企業に賠償を命じた元徴用工訴訟を巡り今月初旬、ポンペオ米国務長官が「韓国の請求権問題は、1965年の日韓請求権協定で解決済み」とする日本の立場を支持する意向を河野太郎外相に伝えていたことが分かった。日本政府筋が14日明らかにした。

ここまで具体的に言われてしまっては、韓国のお家芸であるロビー活動をもってしてもワシントンDC発フェイク・ニュースによる反撃はできませんね。結果として、15日の文在寅大統領の演説の調子がややおとなし気味になり、いわゆる徴用工訴訟問題に触れなかったのは、周知の通りです。

改めて言っておきますね。嘘つきで約束を守らない国として世界におなじみの韓国政府の言うことを真に受けないよう、気をつけましょう。

さあ、素敵な8月はこれからが盛り。24日そして28日あたりに向けてさらに熱くなりそうですよ。