外環道などが出来る前の首都圏の高速道路は不便でした。地図を見れば一目瞭然ですが、とにかく地方からの高速道路がすべて首都高速の都心環状線(中央環状線ではない)につながっており、いったん都心環状線を経由しなければ高速道路から高速道路への連絡ができなかったのです。この都心環状線というやつは(これも地図で見れば簡単に分かりますが)決して大きな環ではなく、全国から来た車が単に東京を素通りするだけのためにこの環を通っていかなければならない、という事情でした。実際、正確な数値は忘れましたが、首都高速を走る半数近くが素通り車両でした。

目下、外環道と圏央道の建設は着々と完成へ向けて進んでいます。私が二十歳の頃に、こんな道路が本当に造れるのかよと、半信半疑というか半分以上疑っていた夢のような圏央道も、予定ではあと5年で全線開通です。

隔世の感がありますね。

ただ、個人的にはやはり空港行きバスに乗る都合上、小菅-堀切の鬼渋滞や、三郷ICの恒常的な流れの悪さを何とかしてもらいたいのですが。