残念な旗
日本における〈虹の旗〉は、「F**K YOU」などという文字列や、中指を立てるなどのしぐさがよく似合う、残念な旗となりました。
いえいえ、私が変に煽るために言っているのではありませんよ。実際に〈虹の旗〉を振り回す人々が実演してみせてくれています。
翻れFCKLDPレインボーフラッグ#0727杉田水脈の議員辞職を求める自民党本部前 pic.twitter.com/1vbMLTWU0I
— 太安萬侶 (@onoyasumaro) 2018年7月27日
#0727杉田水脈の議員辞職を求める自民党本部前抗議
— なとせ@8/26肥後橋アワーズルーム (@SekainoNazawa) 2018年7月27日
あたしは誰がなんと言おうと差別と戦うかんな。
あたしには最強の仲間がいるし、何よりあたし自身を世界で一番信じてる。
怖くて悔しくて怒りで泣いた。でも声上げられるから、いちばんでっかいこえで叫ぶ。 pic.twitter.com/b5T1l8OyuH
こうして〈虹の旗〉を振り回して暴れているのは、例によって一部のカツドーカたちにすぎず、LGBT当事者たちの多くはこの事態に怒り、悲しみ、そしてムーヴメントにむしろ批判的のようです。
そして、例によって、このムーヴメントを政治的に利用しようとする人々もいます。本当に笑ってしまったのですが、ほんのひと昔前まで「同性愛者は自然の理に反する。一種の病気だ。治せ」的なことを言って抑圧していた革新政治勢力が、最近の〈虹の旗〉ブームを見るや手のひらを返して「いやぁ、私たちはLGBTの方々の人権を尊重しているんですぅ。ともに戦いましょう」などと言いだし、その手のパレードにも参加したりしています。全くもう、反政府に利用できるものなら何でも利用してしまおうという魂胆が見え見えですよ。