「このクソ暑いのに、外で野球やってる奴がいるよ。馬鹿じゃねえの」──というのは、私が毎年この季節に必ず口にする台詞です。冗談ではなく本気です。馬鹿ですよ、本当に。まあ、やっている奴も馬鹿ですし、それ以上に、やらせている奴とか観客席で熱狂している奴とかのほうがかなりの馬鹿だと思いますが。

白球を追うすがすがしい少年たちの夏のドラマは、きっと、甲子園で死人が出るまで続けられるのでしょう。築地の紙も今のうちから言い訳を考えておいたほうがいいですよ。