いわゆる加計学園問題に絡んで愛媛県から出てきた 怪文書 新文書をめぐって、なかなかおもしろいことになっています。

これはメモというかレジュメというかまあそんなものにすぎず、さらにいろいろとツッコミどころ豊富なブツなのですが、それらすべてを書いていると切りがないので、ここでは内容の一点に絞っておきます。

件の文書には「2/25[2015年2月25日]に理事長[加計氏]が首相と面談(15分程度)」という記述があります。

多くの新聞(特に全国紙)には日々の首相動静を伝える欄がありますから、当該の日の首相の動きはそれを参照すれば分かるわけです。もちろん各紙の記録をさらうのが一番ですけれども、世の中にはそれを個人がまとめてくれている便利なサイトもあったりします。

一覧しての通り、どの紙を見ても '15年2月25日に安倍首相が加計氏と面談したという記録はありません。

報道メディアもこのことに気づいてしまったようで、実はこっそり隠れて会っていた可能性があるなどと言い始めました。何だか「悪魔の証明」の話になってくる感じです。

ただ、首相動静に表れない「密会」が日常的に行われているとの証言もある。官邸や公邸に記者の目に触れないように出入りするのは容易とされており、動静だけで判断するのは難しい。

いかにももっともらしいことを書いているように見えます。しかし、安倍首相が友人の加計氏と日頃から会食したりゴルフをしたりしていることは全く隠していませんから、わざわざこの時だけ官邸で「密会」する必要などないわけです。

あーあーあー、当事者双方とも面会を否定しちゃいましたよ。どうするんですか。

と思っていたら──

一体何ですか、このオチは(笑)