念仏の 声を宇宙に ETに

《三淘》 南無阿弥陀仏を称うれば 異星人ともお友達

昨日しかるべき子細があって、我が大谷派のとあるお寺に足を運んだ私は、山門をくぐったとたん、あまりにも異様なものを目にして、しばし呆然と立ち尽くした。

本堂の瓦屋根に大きく朱書きされた六字名号 =31日午後、関東某所の某寺

あろうことか、本堂の瓦屋根にでかでかと「南無阿彌陀佛」の六字名号が朱書きされているのだ。時代錯誤の暴走族ではあるまいし、一体何を考えているのか。

急いで庫裏へ行き、あれは何のつもりなのかと住職に問うと、彼は笑顔をたたえて説明してくれた。

「そもそも仏教とは、一切衆生の救済を説く教えです。私たちは、ひとりこの地球のことばかり気にかけているわけにはいきません。全宇宙の衆生がひとしく救済される仏国土の建設こそが、私たち仏者に課されている務めではないでしょうか。親鸞聖人七百五十回御遠忌を3年後に迎えようとしている今こそ、改めてこのことを考えるべきでしょう。

「取りかかりとして、私はまず、自坊の本堂屋根に六字名号をペイントすることにしました。この寺から大空へ向けて、南無阿弥陀仏を発信するのです。

「もし、火星人さんやバルタン星人さんやデスラー総統さんが、地球を侵略しにやって来たとしても、空からあの六字名号を見たときには、己のありようを顧みてくれることでしょう。ともにお念仏に聞く者同士として、宇宙のいかなる人々とも同朋になれるのだと、私は信頼しています。

「さあ、今こそ宇宙に向かって呼びかけるべき時なのです。ともにお念仏申す道を歩みましょう、と」─。

大手ニュース・サイトでもすでに取り上げられていた =31日

そんな話を聞かされた私は、しばらく頭がうつろになり、言葉が出なかった。そして、やがて思い出したように、震えるほどの感動が体の芯から込み上げてきた。

すばらしい。何とすばらしいことだろう。全宇宙が仏光に包まれる。まさにそれこそが真の「兵戈無用」の浄土の具現ではないか!

私はかつてない感動に目頭が熱くなるのを感じつつ、胸の内にお念仏を称えていた。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏──。

春の日ざしは限りなく優しく、境内の木々に小鳥たちはさえずっていた。住職はうららかに澄み渡る空を見上げ、独り言のようにつぶやいた。「うちの六字名号は、こりん星からも見えるかなぁ」─。

なむあみだぶつりんこだぷー。

補足

  • 本日は4月1日です。 ※参考
  • 地球外知的生命体探索に関心のある方は、お寺よりも SETI Institute 等に問い合わせたほうがいいと思います。
  • 本記事を読んで、例の頓挫したアレな計画を連想した人は、なかなか勘がいいかもしれません。
記事分類: 四月馬鹿

Comments

とうしょう | 2008/04/01 10:40
今年もだまされかけましたw
小山芳立 | 2008/04/02 00:31
今年はほんわかな感じでやってみました。
nikoju | 2008/04/08 00:06
親鸞聖人の誕生日に?
と思ってました、ああ、そうだったんですか。
ニュースもうそなの?
確かに族っぽい・・・
小山芳立 | 2008/04/09 00:01
よろずのこと、みなもって、そらごと、たわごと──。

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