「しまむら」狙い撃ちの怪
「ファッションセンターしまむら」の店舗拡大に対し、新潟県加茂市が狙い撃ちで条例を作って刑事告発したことに、賛否両論が出ている。国交省では、建築基準法上は問題がないとするものの、異例な条例の意図に当惑している様子だ。
[「J-Castニュース」 >> 「『しまむら』狙い撃ち 『刑事告発』条例は異例」]
我が埼玉に本社を置く企業の話なので、何日か前に聞いた話でしたが。
まあ、あれですな、イナカモノのヨソモノ排除本能が発現した典型例ですな。これがもし「しまむら」等ではなく、地元の有力者の息のかかった企業だったら、誰も何も言わないのでしょうね。
[「しまむら」の計画は]倉庫を店舗に転用し、約980平方メートルの売り場を約1130平方メートルにするというものだった。
[同]
たったそれだけの話です。すでに営業している大型店舗を、たった150平方メートル拡張するだけのことです。なのに、地元の反応は、
これに対し、市や地元商店街などでは、「市内に7つも大型店があるのに、これ以上売り場が増えると商店街が壊滅する」と反発。しまむらに計画の撤回を求めてきた。しかし、応じなかったとして、前出の条例を作って、計画を阻止しようとした。
[同]
すごいですねぇ。さすがはイナカモノですねぇ。市内に7つの大型店があり、そのうちのたった1店がたった150平方メートル拡張するというだけで、この騒ぎようです。
しかも、標的は「しまむら」1社ですか。きっとほかの6店には、自治体や住民が文句を言えない特殊な事情、報道媒体がはっきり記事にすることの難しい裏事情があるのでしょうね。まあ、あくまでも私の想像の域ですが。

Comments
私の住まう地域の話で恐縮ですが、地域商店会と行政による懇談会では、その内容の大半が陳情と苦情で占められます。
「他所者を入れるな!」「振興のための支援策と助成金を!」と。
基本的に「排除」と「助成」を前提にした意見ばかりで、消費者の生活スタイルに応じた商店街のイノベーションが検討されることはありません。
加えて、このたびの「しまむら」の件は、法律の素人が見ても「法の不遡及」に反する措置であることは明らか。慌てて変な条例を作るくらいなら、大型店が7つも進出してくる前に規制しておくのが筋です。
*Link (ja.wikipedia.org)
所轄署は告発状を受理したようですが、たぶん送検は無理でしょう。まあ、所轄署は地元圧力に弱いところがあるので、嫌々ながら送検することはあり得るとしても、地検は間違いなく嫌疑不十分=不起訴にします。地元はみっともないだけなのでこういうことはやめるべきです。